山梨 すいみん学校 ふとんの白根

睡眠のリズム

人間(おとな)は一般的に入眠をすると、約90分毎の周期で『ノンレム睡眠』と『レム睡眠』とを1セットとして繰り返しています。このことは以前もお話ししましたし、いろんな方々とお話をしてみても結構皆さん理解しているように思います。

通常は、深いノンレム睡眠は入眠直後に現れ、それに付随して成長ホルモンや抗体の分泌が盛んになります。

ノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルが進むにつれて、ノンレム睡眠は浅くなっていく傾向があり、レム睡眠が増えてくるという特徴があります。

したがって、身体や脳の疲労を回復させるには、入眠後の深いノンレム睡眠(質の良い睡眠)をいかに効率良くとるか!と云うことがとても大切になります。

就寝前のコーヒーや深酒、タバコ、ストレス。また、長時間の昼寝などは、夜間時の必要な睡眠を浅くしますので、出来るだけ控える工夫なども必要です。

これは自分のため、家族のためですよ!!

真剣に理解し実行してください。

 

また睡眠時間は、どのくらい取れていますか!?

一般的に言われている平均時間は、『1日8時間=人生の3分の1』などと聞いたことがあると思います。しかし、これはあくまでも多くの人の平均値です!

実際には個人差が大きく、4〜5時間で十分という人は『ショートスリーパー』といい、9時間以上寝ないと調子が悪いという人は『ロングスリーパー』と言われています。

歴史的な人物で、ショートスリーパーで有名なのは『ナポレオン』、ロングスリーパーで有名なのは『アインシュタイン』です。

あなたはどっち派? ですか??

実際に、時間の長さはあまり気にすることはないと言われています! 自分に適した睡眠時間を把握して、24時間の中で出来るだけその睡眠時間を確保することがものすごく大切なことだと思います。

今まで気にしたことなくすいみん不足を感じている方は、早速やってみてください。

あしたは『仮眠』についてお話ししていきます。

 

寝つきを良くする方法

皆さんは、どれくらい寝つきがいいですか?

私はお陰様で、ドラえもんの友達『野比のび太』さんといい勝負ができるくらい寝つきがよく、人生43年目ですが、眠れない記憶があるのは、5回あったかなぁ〜?? ってな感じです。

では、何で寝付きがいい人と悪い人がいるんでしょか?

原因はいろいろあると思いますが、一般的に言われているのは、強いストレスを受けている時や気分が高揚している時などには、交感神経が優位になっています。すると、身体の機能は緊張状態になり、体温も低下しにくくなるため寝つきが悪く、睡眠自体の質も悪くなるんです。

そのような時には、こんな方法が効果的です!

就寝の1〜2時間前に38〜40度弱くらいの少しぬるめのお風呂につかったり、少しは汗ばむ程度の軽い運動などをしたり、深呼吸をゆっくりゆったりすることなどが効果的です。特に冷え性の方には、足湯や湯たんぽなどの使用などもオススメです!

入浴や軽い運動などによって体温が一時的に上昇するため、それを下げようと副交感神経が活発になり、入眠(寝付き)をしやすくなります。また、体温の低下が大きいほど眠気が強くなると言われていますので、一度、やってみてください。しかし、お風呂のお湯が熱すぎたり、激しい運動をしてしまうと、交感神経のスイッチが入って、逆に興奮状態になってしまうので注意が必要です。

 

このように、ここまで何回かに分けてお伝えしてきました、私たちの『睡眠』や『体温』には、サーカディアンリズムがあり、体内時計や自律神経などによって高度なシステムによって調整されているのです。

この人間の調整メカニズムを理解して、生活リズムをしっかりと把握、管理することで『質の良い睡眠』を取ることができ、昼間の活動時間もより活発に活動することが出来るようになります。

難し〜、面倒臭いと言わずに、是非自分のために地道に取り組んで、ライフスタイルの一部にしてみてください。

あしたは『睡眠のリズム』について考えてみましょう!

 

自律神経と眠りの関係

 

今日は、ちょいと難しい話しですが、眠りのことにはけっこう重要なことなので、一生懸命理解してみてください。

もしわからなかったら、質問してみてくださいね。

それでは、、、

深部体温の調整を一手に担っているのは、脳の視床下部という部分です。

ここから自律神経系を経由して体温調整の信号を送っています。自律神経系には身体の機能を活発にする『交感神経』と、身体をリラックスさせる『副交感神経』があり、様々な機能を調整しています。

交感神経の主な働きは、呼吸が速くなる。心臓の働きが早くなる。血管が収縮する。血圧が上がる。胃腸の働きを抑える。膀胱が広がる。子宮が収縮する。などなどが挙げられます。

また、副交感神経の主な働きは全くの逆で、呼吸が遅くなり、心臓の働きが遅くなり、血管が広がり、血圧が下がり、胃腸の働きが活発となり、膀胱が収縮し、子宮が広がるのである。

このことは、交感神経を『アクセル』に例え、副交感神経を『ブレーキ』にも例えられます。この両方のバランスがとっても重要で、バランスが崩れると自律神経が整わずに体調を崩してしまうんです。

深部体温の調整においては、交感神経は体温を上げるように働き、副交感神経は、体温を下げるように働きます。これらの神経がバランス良く働くことで、私たちの健康が守られているんですね。

そのためにも『すいみん』がとても大切なんですね!

明日は、『寝つきを良くする方法』についてお話しします!

 

寝具の素材

みなさんは、寝具の素材について興味を持ったことありますか?

これは、知っておいた方が良いこと(役に立つこと)だと思いますので、代表的なものを挙げておきますのでぜひご自分でも調べてみてください。

何に役立つのか?というと、昨日ちょいとお話ししました日本全国、夏〜冬〜夏と寒暖の差が激しく春夏秋冬の四季があるということです。ここ数年は特に季節の移り変わりが激しく調整しにくいと思いますので、エアコンでいいや!ではなく、素材選びを楽しみながら快適な環境でお休みいただきたいと思います。

天然素材の代表は、綿(コットンcotton)、真綿(シルクsilk)、麻(ラミー)、脱脂綿(    )、ガーゼ、羽毛(ダウンdown)、羊毛(ウールwool)、カシミア(カシミア山羊毛)、などなど。

化学繊維の代表は、ポリエステル、ポリエチレン、などですね。最近では特殊加工により、快適な素材の1つとしても取り扱われていますが、所詮は石油系製品ですので、もちろん体にいいわけないですね!

便利と快適には、多少の誤差があるということ。それの継続の先にはリスクも発生するということもぜひ理解していただきたいです。

あすは『自律神経と眠りの関係』についてお話ししたいと思います。

理想の寝床内(しんしょうない)気候

みなさんは、寝床内(しんしょうない)気候という言葉を聞いたことはありますか?言葉を聞いただけでは何のことやらサッパリ解らん!と思いますが、漢字を見ると何となく解るんではないでしょうか?

寝床の内側の気候・・・そうです!

これは敷布団と掛け布団で包まれている空間、まさに私たちが寝ている空間の環境のことです。

そこで、理想の寝床内気候とは、温度が33度、湿度が50%が最も快適だと言われています。

夏の夜は何で寝にくいのでしょうか!?

そして、冬の夜は何でねむれないんでしょうか!?

答えは、夏の夜はとても蒸し暑く。冬の夜はとても寒く乾燥してるからなんです。日本全国、所変われば環境も変わりますので、一概にはいえませんが、山梨県内特に甲府盆地は、夏〜冬〜夏の寒暖の差が激しく非常にかんきょうを整えにくい土地柄だと思います。

そんな山梨の甲府盆地で快適に過ごすのにどぉ〜すればいいか?

みなさんも快適な過ごし方があれば是非ともメッセ〜ジで教えてください。

何となく手っ取り早く、エアコンが有るぢゃ〜ないか!と言われそうですが、睡眠時のエアコンは身体のためにあまり良い状況ではないので、他の方法をよろしくおねがいします。

一つの方法としては、寝具の素材として天然素材を使っていただきたいです!

明日は『寝具の素材』について、お伝えしていきたいと思います。