山梨 すいみん学校 ふとんの白根

寝室の照明 その2

昨日に引き続き『寝室の照明』についてですが、皆さんは、就寝するときの寝室の明るさ(暗さ)はどれくらいにしていますか?

この就寝時の寝室の明るさも人それぞれ好みが大きく分かれています。

ちなみに私は、真っ暗派。ですが、家族は豆電球派。明るくてもいい派。とバラバラです。これは、我が家だけのことでもなく、世のみなさんの好みが本当にバラバラなのです。

これはどれが正解!不正解!ではなく、過去の生活習慣(特に幼年期の習慣)からくることが大きな要因だと思いますので、ご自分の安心できる明るさでいいとも言えますが、一般的には精神的な不安感を最小限にするためにも、眠る環境としては、周囲がかろうじて見える程度の薄明かりが良いと言われています。

明るさの単位で言うと、1ルクス前後ですが、これは一般家庭で使われている蛍光灯の豆電球より若干暗い感じです。

個人差はある中での参考までにですが、30ルクス以上の光は睡眠には影響がある明るさと言われており、50ルクスの光では、明るすぎることで本人は寝ているつもりでも睡眠が浅くなり、掛け布団などの寝具や自分の腕などで目を覆い、光をさえぎる行為を自然としてしまうことが報告されているそうです。

起床時には朝日を浴びることにより遅れている体内時計を修正(リセット)してくれる光ですが、就寝前の強い光は、逆効果となりますので、就寝直前までテレビやスマホ、LED照明を浴びることはやめましょう。

明日は『寝室の香り』について考えていきましょう!

 

 

寝室の照明

今日は、寝室の照明についてすすめていきますが、以前『体内時計の調整』でも少し触れましたが、光は体内時計の調整にとても役立ちます。しかしその反面、体内時計を狂わせる原因にもなるということです。

夜になってから強い光(TV、スマホ、LED照明など)を浴び続けていると体内時計がドンドン遅れていきます。そのため、就寝(入眠)してからもなかなか睡眠に入れず質の良い睡眠がとれず、睡眠不足にもなります。

夕食が終わって、就寝予定時刻に近づいてきたら全体的に照明を少しづつ暗くしていくことをオススメします。間接照明に切り替えるのもいいことですので、是非やってみてください。

すると、早速やってみましたが、やっぱりダメです!という声が聞こえてきそうですね。

たぶん慣れるまで最初の一週間くらいは、イライラしたり生活が不自由になったりすることは覚悟の上でやってみてください。でも継続して慣れてくると体内時計がビックリするほど整ってきて、自然と体調が良くなってくると思います。

歯並びが悪いと噛み合わせが悪くなります。その噛み合わせを良くするには矯正歯科治療が必要になります。最初は痛みが伴い、もう嫌だ!と言いたくなると思いますが、その山場を乗り越えると自然と痛みがなくなり、顔の歪みや姿勢も良くなり、笑顔も自然にでき、食べることも楽しくなるでしょう!

なんでも一緒です。その先にある素敵な自分のために挑戦してみてください。きっと喜びが待っていると思います。

それでは今日はこの辺で終わりますが、明日はこの続きをお話しさせていただきます。

 

寝床内の温度・湿度の変化

みなさん、以前にやった『寝床内気候』のことを覚えていますか!?

ここでもう一度、簡単におさらいしておきますが、

『寝床の内側の気候』のことですよね!

これは敷布団と掛け布団で包まれている空間、まさに私たちが寝ている空間の環境のことでしたね。

理想の寝床内気候とは、温度が33〜34度、湿度が50%が最も快適だと言われています。

今日は、寝床内の温度と湿度の変化について聞いてください。

 

実は、寝床内の湿度は、就寝直後に急激に上昇し、相対湿度にして70〜80%に達します。(様々な環境が違いますので、一般的にあくまでも平均値としてです)その後、寝床内の温度上昇と内部にたまった水蒸気が布団への移動(吸湿・透湿)のため、通常30〜40分後には50%前後まで下がります。

しかし、寝具の吸湿性・通気性の機能が低いと湿度は下がらず、65%を超えたままになると蒸れを感じ、寝苦しくなるのです。

寝床内の温度は、就寝と同時に上昇し、30〜60分後には32〜33度前後で安定してきます。しかし、寝床内が同じ32度であっても、寝具の保温性機能が低ければ寝床内の温度は外に逃げにくいため、寒く感じるのです。

逆に寝室内の温度に対して寝具の保温性機能が高すぎると、寝床内の温度が上がりすぎて、暑さゆえの発汗が活発になり、湿度が上昇して寝苦しく感じるのです。

※この寝具の素材については、改めて解説させていただきます。

ここ20年近く耳にする『地球温暖化』と云う言葉。

簡単に言えば、地球上の温度が上昇するという現象のことですが、それに伴っては、気象現象、地球環境、生態系、その他、様々なことに大きな影響を与えているようです。

皆さんは、地球温暖化についてどんな考えをお持ちですか?と聞きたいところですが、なんとなく今日の話題からズレていきそうなので、締めの方向にいきますが、この仕事について約18年間。眠りのことについて色々と考えて、聞いて、話して、相談して、勉強してきました。

ある時、究極のエコロジーについて考えてみる機会がありました。

今持ってこれ以上の答えは見つかっていませんが、今のところの答えとしては、『早く寝て睡眠時間をたっぷりとること』です!

この話題もいつか掘り下げていきたいと思いますが、明日はもとのテーマに戻って、すいみん環境の『寝室の照明』について考えましょう!

 

すいみん環境/寝室の温度と湿度

今日からは、何回かに分けて『すいみん環境』について一緒に考えていきたいと思います。

この『すいみん環境』は、言い換えると『寝室の環境』と云うことですが、これは睡眠のことをお話しする上では基本のテーマになりますので、常に気にして考えてみてくださいね。

まず初めは、すいみん環境にとって一番大切なこと『寝室の温度と湿度』について進めていきます!

本来は、今日は温度について、そして明日は湿度について、分けてお話しすることがいいのですが、この『温度と湿度』はセットで考えていただく方が解りやすいと思いますので、ご承知下さいませ。

それでは早速ですが。

皆さんもご存知の通り日本には四季がありますよね! 実は地球上の全世界をみてもこの四季があるのは、ほんの数カ国だけだそうです。特にこの山梨県は盆地という地形上、一年を通じての(屋外での)夏〜冬の温度差は約50度近くに変化します。

しかし、ここ近年では一般家庭に空調設備が普及し、さらには建物自体の気密性や断熱性などがすごく進化したために屋内環境に関して見てみると、北は北海道から南は九州まで、地域の差があまり感じられなくなったと思います。

リビングを始め、寝室には空調設備が当然のように設置されて、特に真夏の暑苦しい(寝苦しい)といったことは、かなり改善しているようです。

その反面、屋外と屋内の温度差が大きすぎると、体温調整機能が変化の対応にうまく機能出来なくなることがあり、ダルさを感じたり、夏なのに冷え性になったり、または夏風邪をひきやすくなったりと、体調管理が難しくなっているのも実情です。冷房の効き過ぎには十分注意しましょう!

参考までに、一般的に快適に眠れる寝室内の温度・湿度は、

夏 : 室温度 26〜28度、 室湿度 50%前後

冬 : 室温度 11〜13度、 室湿度 50%前後

と言われています。

基本的には、室温度よりも室湿度を常に50%前後にコントロールすることで快適な環境で生活リズムも整いやすいと考えられます。

以上のことを踏まえると、蒸し暑い夏場は、就寝時に体温が低下しにくく発汗量も多くなるため、寝具は熱のこもりにくい通気性のいい、湿気を溜めにくい吸湿性と放湿性が優れているものを選ぶことをオススメします。

寒い冬場は布団の中の温度が必要以上に奪われないような保温力に優れた、且つ吸湿性に優れた寝具がいいと思います。

また、寝具を干さずに使用し続けると、寝具内に湿気が溜まり、寝具の吸湿性能も大きく低下してしまいますので、定期的(出来るだけこまめに)に太陽の力で日干し(殺菌など)をしたり、日中出来ないようでしたら、布団乾燥機や除湿機をおおいに活用して寝具の吸湿性機能・保温力を維持できるようにする心がけも寝具メンテナンスとしてとても大切なことですので、出来るだけこまめに行っていきましょう!

明日はもう一度『寝床内気候』をおさらいしながら『寝床内の温度・湿度の変化』についてお話しさせていただきます。

 

仮眠

昨日の自分に必要な睡眠時間は、どのくらいかわかりましたか?

ぜひ、24時間の中で睡眠に必要な時間を確保して実行してみてください!

・・・・とは云っても、現代の社会環境の中では時間の制約がとても大きく、毎日自分の思う通りに十分な睡眠をとることは大変に難しくなってきていると思います。私もロングスリーパー代表として、すごく感じています。

日頃から睡眠不足に悩まされている人は、こんな方法も有りだと思いますので、また是非実行してみましょう!

それは、タイトルの通り『仮眠』です。

昼間、昼食後にちょっと15分〜20分程度の仮眠を取り入れると、とっても良いと思います!仮眠をとることによって眠気が解消し、午後のお仕事や勉強、作業に集中できるようになるはずです。

ただあくまでも『仮眠』であり『過眠』は逆効果になることもありますので、十分に注意してください。

またもう一つの注意点は、『寝姿勢』です。

あくまでも仮眠は『仮りの眠り』なので、決して横になった状態ではなく、椅子などに腰掛けた状態で行ってください。横になって寝てしまうと、脳が『本当の眠り』と判断してしまい体温低下の現象が起きて、身体がだるさを感じたり、頭痛などを起こしたりすることがあるのです。

また30分以上(過眠)寝てしまう事も禁物で、午後4時以降の仮眠も要注意となりますので、やめましょう。もし、やっってしまうと夜の寝つきも悪くなり、結果、毎日の生活リズムも乱れてきますので絶対にやめましょう!

明日からは『すいみん環境』について考えていきましょう。