山梨 すいみん学校 ふとんの白根

昼寝っていいの?

シルバーウィーク、早くも4日目になりましたね。

みなさん、今日は何をしていますか?

今日もお仕事してる方、遠方の実家に帰ってる方、国内・海外旅行に出かけてる方、家でゆっくりされてる方、普段出来ないことをやってる方、読書・映画に励んでる方、残業している方、様々だと思います。

今日のテーマ、『昼寝っていいの?』

普段は仕事が忙しくて昼寝なんて出来ないって云う方も、大型連休ならゆとりを利用して昼寝でもするか!と考えた方もいると思います。

ところで、昼寝っていいのでしょうか? また、必要なのでしょうか?

みなさんは普段の生活の中に、お昼寝時間はありますか?

日本では、保育園児やOLさんがやっているイメージがありますが、ヨーロッパ各地(特にスペイン)には、シエスタ(siesta)と云う伝統的な昼食後のお昼寝時間があるそうです。

スペインなどシエスタを導入している国では、このお昼寝の時間帯(13:00~15:00時頃)は商店、企業、官公庁などの多くが休業時間となっており、事情を知らない外国人旅行者はしばし戸惑うようです。

オフィスワークの場合、シエスタの後は再び仕事に戻るようですが、日本人には考えられないスローライフですね。

しかし、シエスタをするからといって睡眠過多になるわけでなく、1日の睡眠時間の合計は他国とあまり大差はないようです。

今では、EU統合によって北諸国の習慣にあわせてシエスタを廃止する傾向がみられ、2006年1月からスペインの公務員ついてはシエスタ制度が廃止されたそうです。

スペイン人は伝統的に日差しを回避する習慣があることから、シエスタが始まったともいえるようです。

日本でも2011年(平成23年)3月11日に東日本大震災が発生した際、全国的に電力危機が生じたため、岐阜県庁で13:00〜15:00における電力使用量を例年比で20%削減することを目指し、同年6月に節電目的のためにシエスタを導入したそうです。

一般的に人間のサーカディアンリズム(健康的な朝型生活の人の場合)は、午前中に活性上昇、正午頃が最も高く、午後2~3時ごろにかけて活性が一時低下し、午後4時すぎに再び上昇に転じて数時間活性化した後、就寝時間に向けて再び低下、就寝中の深夜2~3時に最低となることからも、心身の活性が低い午後の2~3時を睡眠時間にあてることは合理的な行動であり、実際に交通事故が起こる頻度も上昇する時間帯なので、シエスタ(お昼寝)することはとても有効なことであると考えられます。

しかしその反面、こんなことも聞いたことがあります。

シエスタ(2〜3時間のお昼寝)することによって、1日に2回起きるという行為があるために、心臓への負担が大きく、シエスタを導入している国では心臓の悪い方(心臓病)がとても多いのも現実のようです。

午後の睡眠習慣は、熱帯・亜熱帯地域の香港、インド、ベトナムや地中海沿岸のギリシャ、イタリア、中東、北アフリカなどでも一般的に見られるそうです。

日本では、そんなにお昼休みの時間が確保出来るわけではないので、やはり15分程度のお昼寝が、午後のお仕事にも悪影響なく有効な方法だと思います。

その時のポイントとして、横になっての睡眠は起きた時にダルさが生じますので、テーブルに腕枕の状態で寝るのが正解のようです。

シルバーウィークもあと1日、お仕事に影響がないようにそろそろ身も心も整えていきましょう!